開会式 選手入場 |
大会1回戦は北多摩選抜との試合でした。この試合には2つのポイントがありました。1つ目は初回の攻防でした。先攻のIGは2アウトから満塁の先制機会がありましたが無得点で終わりました。その裏1アウト2塁からセンター前にクリーンヒットされました。そこでセンターのレナがファーストにダイレクトのレーザービームでセンターゴロをとり2アウト。2アウト3塁から次打者はレフト頭上を襲う会心の当たりです。その打球にレフトのミサキが反応よく背走、ジャンプ一番ナイスキャッチです。
初回表のチャンスをものにできず嫌な雰囲気でしたが、裏にピンチを招くも2つのファインプレーでピンチをしのげたことで逆に雰囲気が良くなりました。
2つ目のポイントはファーストミスを相手がしてしまったことです。1アウト2・3塁での内野ゴロをショートが悪送球し先取点がIGに入ったことです。これによりIGはボルテージが上がり、北多摩は元気を失いました。その後は流れをそのままに、ヒットやエラーで加点し10-0で全国大会初1回戦突破達成です。
2回戦の相手は、練習試合や合同練習でお世話になっている三鷹クラブです。
実力は相手が1枚も2枚も上です。3月に実施された初めての関東大会では初戦手も足も出ず完敗した相手です。
苦戦は想定内でしたが3回までは0-0で進みました。しかしながら、4回内野ゴロ暴投が出てしまいここからリズムが狂うと失点を重ね4-0で敗退となってしまいました。
1回戦は相手のファーストミスで勝利。2回戦は自らのファーストミスを足掛かりに失点。やはり野球は守りからリズムを作るスポーツのようです。
当たり前のことですが、選手によく言う言葉があります。「野球は守れなければ負ける。打てなければ勝てない。」この言葉のポイントは「負ける」と「勝てない」の違いです。ちょっと屁理屈っぽいですが経験から出た言葉です。
しかしながら、公式大会4回目で初めての1回戦突破は、茨城女子野球にとって大きな1歩になりました。
次は秋のKB全国です。目標はまず予選リーグ突破です。